ファイルバージョン管理システムrcsによるファイルのバックアップ

/etc/apt/sources.listに限りませんが、ファイル編集後、再度編集前の状態に戻したい場合があります。このような状況に備え、事前にファイルのバックアップを取っておくことが肝要です。特にシステムファイルなどの原始的なファイルのバックアップには、rcsコマンドが簡単で便利です。rcsに関する詳細はRevision Control System RCSが参考になります。

必要なパッケージのインストール

$ sudo aptitude install rcs

利用例

以下、rcsで/etc/apt/sources.listのバックアップを取る場合について書いておきます。

# cd /etc/apt
# mkdir RCS (バックアップファイルはすべてRCSディレクトリ以下に置かれる)
# ci -u sources.list (チェックインを行い、ファイルをバックアップ)
# co -l sources.list (バックアップ先からローカル作業用にファイルを取得)
# vim sources.list (などで編集)
# rcsdiff -u0w sources.list (で編集内容を確認)
# ci -u sources.list (チェックインを行い、編集後のファイルをバックアップ)