OS X Lionのフォルダ構成

MacBook Airを買う前から、iPhoneiPadは使っていたのですが、iOSのようにファイルの存在がほぼ隠蔽されているOSであれば、システムのフォルダ構成を気にすることはありませんでした。しかし、WindowsOS Xのように、アプリケーションから独立してファイルをコピー・削除可能なシステムの場合、システム全体のフォルダ構成を知っておきたい衝動に駆られます。これは、どこにユーザ固有のファイルを置くべきか、フォルダのアクセス権限に対するシステムの方針はあるのかどうかを判断するためです。そこで、まずOS Xにおけるフォルダ構成を整理してみます。

Finderにおける表示 絶対パス
アプリケーション /Applications
ライブラリ /Users/username/Library
デスクトップ /Users/username/Desktop
ダウンロード /Users/username/Downloads
書類 /Users/username/Documents
ミュージック /Users/username/Music
ピクチャ /Users/username/Pictures
ムービー /Users/username/Movies
Macintosh HD /
外付けHD、USBメモリ /Volumes/volumename
マイファイル /System/Library/CoreServices/Finder.app/Contents/Resources/MyLibraries

アプリケーションのインストール先となるアプリケーションフォルダは複数のユーザ間で共有されています。また、基本的なフォルダはユーザのホームディレクトリ(/Users/username)以下に置かれており、他のユーザはアクセスできなくなっています。この点は、WindowsよりもUnix系に近いシンプルなフォルダ構成です。それから、外付けHDDやUSBメモリは、/Volumes以下にマウントされます。起動ディスクであるMacintosh HDは、ルートディレクトリ(/)へのシンボリックリンクになっているようです。このリストの中では、マイファイルフォルダだけ特殊で、これは実フォルダではなく、いわゆるスマートフォルダと呼ばれる、ユーザ固有のファイルへのリンクを集めた仮想的なフォルダのように見えます。