ゼルダの伝説 スカイウォードソード

ハートのかけらをすべて集めて、最後のボスを倒すところまで遊びました。
二週目である辛口モード(いわゆるハードモード)は遊んでいません。

  • 評価点数

90/100

  • 総プレイ時間

61時間

  • 良い点
    • Wiiリモコンプラスにより、自由空間における剣の振りが完全に再現されており、この実現に伴う新しい遊び方が提供されている。
    • 最後のボスの戦闘演出がお気に入り。テンションが上がる。
  • 悪い点
    • 高いところに登ったときの遠景描写の解像度が低くて、残念。
    • スカイロフトを飛び立つときや家の中に入るときに、ロードが入る。ロードレスなオープンフィールドであってほしい。
  • 雑感

剣先の向きとWiiリモコンの向きが一致しており、チャンバラにおけるリンクとの一体感が味わえる。敵キャラはどこに剣先が向いているかを認識しており、それに応じてガードしたりする。それに対して、敵の攻撃をかわした後にカウンターとして剣で反撃したり、盾でガードして弾いた後に剣で反撃したり、ガードしていない向きに剣を振ることで攻撃するなど、これまで他のソフトでは味わったことのない剣戟アクションを楽しむことができる。

他にも、たくさん遊びがあるけれど、最も大事なことは、雑魚であっても、自分の剣先の向きに応じて行動を変えてくる点。雑魚が増えれば、増えるほどに、なるべく少ない手数で敵を倒したくて、それを考える過程が楽しい。最後のボスは、それまでの過程で学んだ剣戟アクションの集大成となっており、戦闘演出も伴って、緊張感と達成感のある気持ちのよい戦闘を楽しめる。

途中にダンジョンがあって、ボスがいて、という構造はこれまでのゼルダと変わらないのだけれど、雑魚敵を倒すという最も多く数をこなす手続きを、剣戟アクションによりこれまでにないまったく新しい遊びとして刷新した点が最も素晴らしいゲームデザインとして評価できると思う。