スーパーマリオギャラクシー雑感その1

お目当てのソフトは、もちろんスーパーマリオギャラクシー。まあ、やってみたらば、任天堂本家が作るだけあって、納得のゲームデザインになってます。

スーパーマリオギャラクシー - Wii

スーパーマリオギャラクシー - Wii

スーパーマリオはジャンプゲームであると表現されることがありますが、本作品の大きな特徴は、そのジャンプという事象を発生させる元である重力をコントロールすることにあります。地上は球体の星の形をしており、星の中心に重力がある感じ。いつもの落ちてはいけない穴は、「ブラックホール」として表現されています。
カメラは常にマリオが中心となるように、自動的に移動します。ステージ内の一区画だけ取り出せば、奥行きのある横スクロールアクションのようにステージが構成されており、カメラを360°回転させずとも周囲の様子がよくわかります。そのため、ほとんどカメラアングルを自分で操作することはないです。
ステージ内では、異なる重力を持つ複数の星の間を移動します。この移動がとても気持ちよく表現されていて、重力圏を抜けて、キラキラと宇宙空間をロケットのような軌道で駆け抜けるシーンは一目で気に入りました。スターリングという特殊な形状のオブジェに触れた状態でWiiリモコンを振るだけで自動的に他の星にひとっ飛び。
もうひとつ、重要なオブジェにキャプチャスターというものがあります。このキャプチャスターにWiiリモコンを向けて、Aボタンを押すと、瞬間、無重力状態になって、Aボタンを押し続けている間、ちょっとずつこのキャプチャスターの重力に引き寄せられます。線上に配置された複数のキャプチャスターを順番にAボタンでロックオンしていけば、現在の星の重力圏から離れた場所にも移動できるという。この感覚はとても新鮮です。
最後にコントローラについて。Wiiリモコンとヌンチャクコントローラは本体に同梱されているわけですけど、両者を組み合わせると、GCコントローラとほぼ同等の機能を持ったコントローラとして機能するだけでなく、コントローラを手で握るいつもの構えのまま、画面をロックオンできるのです!言葉ではうまく伝わらないかもしれないけど、NDSでタッチペンを持つ場合には、一度、右手のABXYボタンから手を離す必要がありますが、Wiiの場合はその必要がないのです。これは非常によくできてると感心してしまいました。さらには、Wiiリモコンとヌンチャクコントローラが完全左右対称形なので、右利き・左利き両対応になります。よく考えられています。
そんなこんなで、しばらくマリオを通して、Wiiの実力のほどを見ていきます。