OS Xにおけるアプリケーションのインストール・アンインストール

Intel CPUを搭載したMac製品では、OS Xをそのまま使う選択肢の他に、Boot CampによるデュアルブートWindowsを使うこともできます。長年使い慣れたWindowsを使うことも考えたけど、プライベートではOS Xを使ってみようと決意しました。
WindowsOS Xでは、文化がいろいろ違うのだけど、初めに驚いたのはアプリケーションのインストール・アンインストールに対するアプローチが異なること。Windowsでは、アプリケーションをインストールするためのプログラムであるインストーラが存在します。インストーラによって必要なデータやライブラリがProgram Files以下にコピーされ、アンインストールに必要な情報などがレジストリに記録されます。また、アンインストールに関しては、Windowsが管理しているインストール済みのアプリケーション一覧から削除するアプリケーションを選択します。レジストリを汚さないポータブルなアプリケーションもあるけれど、それはどちらかというと少数派です。
一方、OS Xでは、アプリケーションのインストール・アンインストールをひとつのアプリケーションファイルのコピペによって行うやり方が一般的みたい。おそらく、ライブラリやデータがひとつのバイナリパッケージとしてまとまっているんじゃないかと。確かにこの方がオープンするファイル数が減って、ファイルアクセスの負荷は軽くなりそう。アプリケーションファイルは、dmgファイルというディスクイメージファイルをマウントすることでコピーできるようになっています。
いずれにしても、アプリケーションの設定ファイルに関しては、ユーザごとに保持せざるを得ないわけだけど、アプリケーションファイルを削除するだけでは、設定ファイルは削除されないみたい。Windowsに関しても、必ずしも設定ファイルがすべて削除されるわけではないし、OS Xだけに限った話ではないにしても、特定のアプリケーションの設定ファイルを一括して削除する手段は欲しい。そんな要求に応えるアンインストール用アプリケーションも存在するようです。いくつかあるみたいだけど、私はAppCleanerを使ってみています。