時刻の設定
プログラムのソースコードのコンパイルやバージョン管理システムの利用におけるタイムスタンプを正常に動作させるためには、システムの時刻設定が正確である必要があります。しかし、PC内の時計はすぐに狂ってしまいます。そこで、時計合わせのためのサーバであるNTP(Network Time Protocol)サーバを利用します。NTPサーバを設定しておけば、定期的にNTPサーバ内の時計と自分のPC内の時計の同期を取ってくれます。
必要なパッケージのインストール
$ sudo aptitude install ntp ntpdate ntp-server
設定方法
設定されている現在時刻はdateコマンドで知ることができます。
$ date Mon Dec 10 23:46:38 JST 2007
現在の時刻が実際の時刻と大幅にずれている場合、同じくdateコマンドを使って、まずは手動で時刻設定を行います。
$ date MMDDhhmmYYYY
次に、プロバイダ提供のNTPサーバを参考に、設定ファイル/etc/ntp.confに同期したいNTPサーバを追加します。
[/etc/ntp.conf] (snip) +server ntp-tk01.ocn.ad.jp iburst (snip)
編集が済んだら、ntpdを起動します。
# /etc/init.d/ntp restart
5分程度経過した後、ntpqコマンドで同期結果を確認します。NTPサーバ名の左端に*が付記されていれば、同期が成功しています。
# ntpq -p remote refid st t when poll reach delay offset disp ============================================================================== *ntp-tk01.ocn.ad xxx.xxx.xxx.xxx 3 u 39 64 177 11.880 6.186 17.708