MacBook Air(2011/7モデル)を購入しました

引越で電源がつかなくなったPCに代わり、先日リリースされた新型MacBook Airを購入しました。購入したMacBook Airのシステム構成は以下の通り。13インチ・128GBモデルだと、カスタマイズの余地はありません。
http://www.apple.com/jp/macbookair/specs.html

仕様 構成
ディスプレイサイズ 13インチ
最大解像度 1,440 x 900
外部ディスプレイの最大解像度 2,560 × 1,600
CPU Intel Core i5 2コア 1.7GHz, 3MB共有三次キャッシュ
メモリ DDR3 SDRAM 1333MHz 4GB
ストレージ SSD 128GB
グラフィックス Intel HD Graphics 3000プロセッサ(384MBをメインメモリと共有)
カメラ FaceTimeカメラ
入出力 USBポート × 2、Thunderboltポート × 1、SDカードスロット × 1
ワイヤレス Wi-Fi IEEE1394.11a/b/g/n、Bluetooth
重さ 1.35kg
価格(税込) ¥110,800

初めてSSDを使ってみましたが、ディスクアクセスによる騒音がまったくないのはとてもいい。物理的振動にも強いです。そして、SSDを使う最大のメリットは、スリープからの復帰が一瞬で終わること。スリープ時の消費電力を極力下げているMacBook Airを使っている限りは、システムのシャットダウンを行うことはほぼありません。その点は、iPhoneiPadと同様ですな。
また、ブラウザを使っていても、動画を再生してもファンが回ることは、ほぼありません。動画のトランスコードやグラフィックスを要求するゲームなど演算負荷の高い操作をやらない限りは、ファンが回るほどの熱が発生することもないように感じます。
逆に心配なのは、SSDの容量が小さいこととその寿命。容量については、ファイルサイズの大きい動画ファイルを外付けHDDに移動することで解決させるつもり。SSDの寿命に関しては、一説によると2年程度しか持たないという話もあり、今まで以上にデータのバックアップに気を遣う必要がありそう。バックアップにTime Machineを使えば、手続き的な意味のバックアップコストはそんなに高くならないんじゃないかと期待してます。実際にSSDがどのくらい持つのか、修理費用がどの程度になるのかは、やってみないとわからない。ここでの経験値を次に活かそうと考えてます。







ゴーストトリック プレイ後の感想

ゴースト トリック

ゴースト トリック

ゴーストトリックを一通りプレイしました。本作は、逆転裁判のディレクタ巧舟の新作になります。
この作品の本質は、ジャンル通り、ミステリーです。プレイ時間は10時間程度。良質な小説を読んだときのように、プレイ後にすごく充足感があり、オススメの逸品です。また、昨今では珍しくクリア後のやり込み要素はまったくありません。本編自身に作品の魂がすべて込められており、蛇足と感じる遊びが少なく、濃いゲームプレイを楽しむことができます。モンハンなど、長時間プレイ前提なゲームデザインとは逆行して作られており、ちょっとだけ刺激のある癒しの時間がほしいときにピッタリです。思えば、昔、ファミコンのゲームはそんな感じのゲームデザインが多かったですね。ただし、一度クリアした後、物語の全貌がわかった上で、もう一度遊ぶと、「あのとき、あの人はどうしていたのか?」の疑問の答えを能動的に知ることができる仕組みにはなっています。

主人公は記憶を失った死者(ゴースト)。物語は自分の死の直後から始まります。日が昇ると死者としての自分は消滅してしまう。そう告げられた主人公は、「自分はなぜ死んでしまったのか」、「自分は何者なのか」を知るために行動を決意します。

このゲームではいくつか特殊な世界観が設定されています。

  • 死者には実体がなく、現実世界の生きている人間ではない「物体」に「トリツク」ことで移動できる。
  • トリツいた「物体」を「アヤツル」ことで現実世界に干渉できる。

そして、

  • 死んだ人間に「トリツク」ことで、その死の4分前にさかのぼることができる。
  • さかのぼった過去で「トリツク」と「アヤツル」を使って干渉した結果、その人間の死を回避することができる。
  • 死者は生きている人間と直接会話することはできない。
  • ただし、死を回避した人間とは、その後の現実で、近くにいれば、いつでも会話ができる。

つまり、このゲームは、以下の繰り返しで構成されています。

  1. 死んだ人間にトリツき、その死の4分前にさかのぼる。
  2. 「トリツク」と「アヤツル」を駆使して、その死を回避する。
  3. 死の運命から回避した人間と会話することで、自分の死の真相に近づく。

自分の死の真相を知りたいという動機、身近にいる人間の死を自分の手でなんとか回避したいという動機、トリツいた物体をアヤツってぐりぐり動かしたいという動機。大局的な動機から局所的な動機までのつながりがよく考えられており、次々プレイしたくなる作りになっています。

ゲームプレイに必要な操作は、点と点をタッチペンでつなぐだけ。極めてシンプルです。なおかつ、すべての操作がタッチペンがなくてもボタン操作で可能な作りにしてあります。ただ、タッチペンがあった方が直感的にプレイできます。

さて、本作品にはもうひとつ大きな特徴があります。それは、登場人物もアヤツル物体もぐりぐり動く、という点です。これには、

  • たくさん出てくる登場人物の名前は覚えられない。でも、個性的なモーションを見れば、どの登場人物なのかすぐに思い出せる。
  • 話がシリアスでよく考えれば息が詰まりそうな場面でも、コミカルなモーションにより、緊張感が和らぐ。死の回避を迫る場面が何度も続く本作品にとって、これはすごく重要。

のような演出上の効果もありますが、いちばん大事なことは、死を回避する際の進行中も刻一刻とリアルタイムに登場人物や物体が動くことにあります。そして、

  • 「トリツク」と「アヤツル」を、どの物体に対して、どの順番で、どのタイミングで行うかを、死亡時刻までの登場人物と物体の動きから推理する

これこそがこの作品における解くべき「パズル」になります。だからこそ、自分がまさに行いたいタイミングで「トリツク」、「アヤツル」ができることがきわめて重要であり、操作系が最短時間でストレスなく行えるようにシンプルになっている理由はここにあるように思えます。特に「死亡時刻まであと何秒」みたくカウントダウンの演出も入るため、死亡時刻間際に緊張感がいちばん高まり、得てして死亡時刻間際までパズルが解けないようになっていたりしますが、その分、パズルを解いたときの快感は格別なものがあります。この辺りは以下の体験版によってプレイ感覚を確認することができます。

http://www.capcom.co.jp/ghosttrick/trial.html

最後に重要な点が巧舟が織り成すテキストの妙です。これはプレイしてくださいとしか言えないのですが、アクション要素も絡む本作品ながら、プレイ後には良質な小説を一冊読み終えたような感覚を提供してくれます。私はゲームの最後にもう遊べなくなるのかと少し寂しい気持ちにもなりました。

本作品は、いわゆるタイムパラドックスを含む世界観になりますが、適度に説得力があって、これはこれでアリと思わせるこの世界ならではのルールが決められています。最後までプレイするとわかりますが、次回作とか考えずに、全力で作品を作ってくれた感じがすごく伝わってきました。昨今の続編氾濫の世の中にはなかなか見当たらないゲーム体験ができて楽しかったです。とてもオススメなゲームなので、ぜひプレイしてみてください。

Apple Wireless Keyboard Helperを使ってApple Wireless KeyboardのキーバインドをWindows向けに書き変える

Apple Wireless Keyboard(JIS版)はMAC向けのキー配置なわけですが、以下のような違いがあるようです。

Apple Wireless Keyboard 一般的なWindows Keyboard
commandキー windowsキー
commandキー+スペースキー 半角・全角漢字キー
deleteキー backspaceキー

これに加えて、

  • ctrlキーとcapslockキーの位置が逆
  • fnキーが使えない

といった違いがあり、前者はWindows環境であえてctrlキーとcapslockキーのキーバインドを逆にして使っていた私としては何も問題にはならなかったのですが、後者は大きな問題でした。しかしながら、既にこの問題に取り組んでくれた方がいるようで、WindowsApple Wireless Keyboardのfnキーを使えるようにするApple Wireless Keyboard Helperというすばらしいツールがあるようです。これを適用することで、

Apple Wireless Keyboard 一般的なWindows Keyboard
英数キー、かなキー 半角・全角漢字キー
fnキー+deleteキー deleteキー
fnキー+F7/F8/F9 iTunesを操作
fnキー+F10/F11/F12 音量を調節
ejectキー ディスク取出

のようにfnキーを活用できるようになりました。なお、このとき、Apple Wireless Keyboard Helperで使用するpythonスクリプトは以下のようになります。

import clr

from System import *
from System.Diagnostics import Process
from System.Runtime.InteropServices import Marshal
from System.Windows.Forms import *
from Misuzilla.Applications.AppleWirelessKeyboardHelper import Program, Util

# Master Volume Control
clr.AddReferenceByPartialName("MasterVolumeControlLibrary")
from MasterVolumeControlLibrary import MasterVolumeControl
volControl = MasterVolumeControl.GetControl()

def OnLoad(sender, e):
  pass

def OnUnload(sender, e):
  volControl.Dispose()

Program.Load   += OnLoad
Program.Unload += OnUnload

"""
Power Button
"""
def OnDown_Power():
  # Lock desktop
  Process.Start("rundll32.exe", "user32.dll,LockWorkStation")

"""
Eject Button
"""
def OnDown_Eject():
  Util.Eject("E");

"""
Alpha Numeric(eisu) (JIS only)
"""
def OnUp_JISAlphaNumeric():
  Util.SendInput(Keys.HanjaMode) # IME on/off

"""
Kana Key (JIS only)
"""
def OnUp_JISKana():
  Util.SendInput(Keys.IMEConvert) # IME Convert

"""
Fn + F1 ... F12 (OnDown_Fn_[KeyName])
"""
def OnDown_Fn_F1():
  pass
# MessageBox.Show('Fn+F1') # System.Windows.Forms.MessageBox

def OnDown_Fn_F2():
  pass
# Program.ShowBalloonTip('Fn+F2') # ShowBalloonTip(str) or ShowBalloonTip(str, System.Windows.Forms.ToolTipIcon)

def OnDown_Fn_F3():
  if Environment.OSVersion.Version.Major >= 6:
    Process.Start("rundll32.exe", "DwmApi #105") # 3D Filp
  else:
    toggleDesktop() # Show Desktops

def OnDown_Fn_F4():
  pass
# Util.SendInput(Keys.PrintScreen) # System.Windows.Forms.Keys

def OnDown_Fn_F5():
  pass

def OnDown_Fn_F6():
  pass

def OnDown_Fn_F7():
  # iTunes / Previous Track
  execiTunes(lambda it: it.PreviousTrack())

def OnDown_Fn_F8():
  # iTunes / PlayPause
  execiTunes(lambda it: it.PlayPause())

def OnDown_Fn_F9():
  # iTunes / PlayPause
  execiTunes(lambda it: it.NextTrack())

def OnDown_Fn_F10():
  volControl.Mute = not volControl.Mute

def OnDown_Fn_F11():
  volControl.VolumeDown()

def OnDown_Fn_F12():
  volControl.VolumeUp()

"""
Fn+BackSpace -> Delete
"""
def OnDown_Fn_Back():
  Util.SendInput(Keys.Delete)

"""
Fn+Delete -> VolumeUp (for F12 replaced by Delete)
"""
def OnDown_Fn_Delete():
  volControl.VolumeUp()

"""
Fn+Up/Down -> PageUp/PageDown
"""
def OnDown_Fn_Up():
  Util.SendInput(Keys.PageUp)

def OnDown_Fn_Down():
  Util.SendInput(Keys.PageDown)

"""
Fn+Left/Right -> Home/End
"""
def OnDown_Fn_Left():
  Util.SendInput(Keys.Home)

def OnDown_Fn_Right():
  Util.SendInput(Keys.End)

# ----

# Create COM Object
def createObject(progID):
  t = Type.GetTypeFromProgID(progID)
  return Activator.CreateInstance(t)

# iTunes Helper functions
def execiTunes(f):
  it = createObject('iTunes.Application')
  f(it)
  Marshal.ReleaseComObject(it)

# Show desktop
def toggleDesktop():
  shell = createObject('Shell.Application')
  shell.ToggleDesktop()
  Marshal.ReleaseComObject(shell)

Apple Wireless KeyboardをWindows XP SP3で使う

先週、iPadを予約したわけですが、Apple Storeから「iPad足りないから、もう少し待ってね」メールが届きました。残念、もう少し待つか。というわけで、今週は、iPad用に買ってきたApple Wireless Keyboardが遊んでしまっていたので、これをWindowsでも使えないかと試行錯誤してみました。

Apple Wireless Keyboard (JIS) MC184J/A

Apple Wireless Keyboard (JIS) MC184J/A

家のデスクトップPCは、Dell Dimension 5150Cなんですが、bluetoothが付いていなかったので、bluetooth USBアダプタを購入しました。
Logitec Bluetooth/USBドングル/マイクロサイズ LBT-UAN01C1

Logitec Bluetooth/USBドングル/マイクロサイズ LBT-UAN01C1

実際の大きさはとても小さく、USB端子に挿した状態で1cmも飛び出しません。おかげで常時挿した状態で使用しても、まったく邪魔になりません。このパフォーマンスにして2,000円。いい時代になりました。
さて、このbluetooth USBアダプタの取扱説明書にしたがうと、PCとの接続前に、付属のCDから東芝bluetoothスタックのインストールを推奨されます。その通りにインストールを行い、いざApple Wireless Keyboardを使い始めると、

  • 接続が途中で切れる
  • キーリピート状態になり、押下した特定のキーを止められない

といった症状に見舞われました。特に、Win+Mでキーリピートがかかったときは正直焦りました…。
いろいろ検索したところ、どうも原因はインストールした東芝bluetoothスタックにあるようで、特にApple Wireless Keyboard固有の問題ではないみたい。最新版と思われる東芝製bluetoothスタック(6.10.10)も試してみたけど、発生頻度が若干マシになった程度で症状自身は解決せず。結局、Windows XP標準bluetoothスタックに置き換えることで解決しました。方法は、東芝bluetoothスタックをアンインストールし、再度、bluetooth USBアダプタを抜き挿しすればOK。そもそも東芝bluetoothスタックをインストールしなければよかったようです。
現在は、非常に安定して動作しており、しばらくキーボードを押さない状態で放置していても、素早くキー押下に反応してくれます。また、PC起動、ログイン操作からシャットダウン操作まで、何の問題なく動作します。コードがなくなって、すごく幸せ!

iPadによるPCレス生活を夢見る

2010年5月にiPadが発売されました。iPadのいいところは、

  • iPhoneと同様に、スリープ解除から操作入力可能になるまでの時間がほぼない

にも関わらず、

  • インターネット閲覧、ブログ編集に必要な解像度とディスプレイサイズを備えている

ことだと考えています。ここまで来ると、「PCなしでiPadだけで生活できれば、すごく快適になるのでは」と妄想せずにはいられません。
というわけで、iPadを買いに渋谷に出かけてみましたが、ビックカメラApple StoreiPadは品切れ中の模様。とりあえず、予約しておきました。ついでに、iPad上の長文編集に必須になるであろうApple Wireless KeyboardとiPad Dockを買っておきました。

Apple Wireless Keyboard (JIS) MC184J/A

Apple Wireless Keyboard (JIS) MC184J/A

Debian GNU/Linux 5.0 lenny on VMware Workstation 6.5

これまで、Windows上でDebianを動かすために、VMware Playerを利用してきました。しばらく、利用していなかったのですが、ふいに再度利用し始めることになり、ネット上で調べていたところ、仮想マシンの構築という観点で言うと、VMware Workstationが基本となる製品になるみたいですね。ただし、有償です。VMware Workstationには、VMware ToolsなどVMware Playerにはない便利そうな機能があるようなので、30日無償評価版を試してみることにしました。主力商品ということで、インストーラのダウンロードの際には、会社名やその所在地、電話番号などを入力し、ユーザ情報を提供しなければダウンロードできないようです。VMware Playerのときには、基本的にメールアドレスだけで済んだんですけどね。
VMware Workstationをインストールした後は、前回と同様にディスクイメージを作成します。次に、Debian GNU/Linux 5.0 lennyをインストールします。

BAYONETTA公式ホームページ開始

Devil May CryViewtiful Joe、大神と、アクションゲーマの琴線に触れる天才ゲームデザイナ神谷英樹。彼の最新作BAYONETTAの公式ホームページが、先週くらいから見れるようになりました。ぱっと見、はげしくDevil May Cryっぽいんですが、原作者なりにDevil May Cryのスタイリッシュさをさらに昇華してきた感じです。公開されているムービー中、犬っぽい獣に変身するシーンがあるんですが、これは大神の影響でしょうか。開発ブログを見ていると、わくわくしてくるのは、きっと神谷作品に対する中毒症状なんでしょう。楽しみで仕方ないっす。